とれたてのバズった話題をお届けする「トレバズ」のコーナー。
(大木優紀アナウンサー)
今日は非常に気になる急上昇ワード「マタタビ」。実はついに謎が解明されたんです。マタタビといえば「猫にマタタビ」、ことわざのように使われますよね。実はなんでマタタビを好きなのか300年以上解明されていなかったんです。このたび、その謎が解明されたということでこの「マタタビ」というワードが急上昇したんですね。しかも、この新解明によって、私たち人間の夏の悩みも解決できるかもしれない!それくらい広がりのありそうな研究結果なんです。
(小松靖アナウンサー)
人間にも??
(大木アナ)
なぜネコがマタタビに反応するのか?300年以上もわからないまま、何かネコって好きだよね?でずっと通ってきました。
(小松アナ)
匂いが好きなのかな?くらいのイメージ。
(大木アナ)
その程度ですよね。で岩手大学の研究グループがこのたび解明しました。答えを見ちゃいましょう!こちら!実は「蚊を避けるため」だったんです!!
(林美桜アナウンサー)
ええ!?そうなの!!
(大木アナ)
で、この答えにたどり着くまでのプロセスが非常に興味深いので見ていきましょう。そもそもは2013年に岩手大学の宮崎雅雄教授が「ネコはマタタビに対して本当に喜んでいるだけなのか」という疑問を持ちまして研究をスタート。最初はマタタビの葉の成分を分解して抽出していったんですね。するとその中で、ネペタラクトールという成分に対して猫ちゃんがかなり反応していることがわかったんです。で、それって猫ちゃんだけなのかな?ネコ科の他の大型動物にも試してみました。その実験動画があるのでご覧ください!
[※動画:ヒョウにネペタラクトールを与えてみる]
こちらはアムールヒョウ、白い紙がネペタラクトールなのですが、もう完全にゴロニャン!!
(小松アナ)
出たー!!猫ちゃんになった!!
(大木アナ)
ヒョウがこうなっちゃうのか!じゃあジャガーはどうだろう?
[※動画:ジャガーにネペタラクトールを与えてみる]
ジャガーはネペタラクトールをペロペロして・・・はいゴロニャン!!ということはネコ科の動物全部ゴロニャンってなっちゃうんですよ!そこで宮崎教授は「マタタビへの反応はネコが現在のネコになる前、1000万年以上前のネコの祖先が獲得していた本能」と推測。だからネコはマタタビを見るとゴロニャンってなってしまうんじゃないか?と仮説を立てました。じゃあ何か重要な役割がこのマタタビにはあるのか?実は簡単な実験で解明されました。ネペタラクトールを塗らない猫ちゃんと塗った猫ちゃんを比べた所、塗った猫は何と止まった蚊の数が半減したんです。
(林美桜アナ)
へえー!
(大木アナ)
これがわかった時、研究チームは大盛り上がりだったそうですよ。え!蚊か!って。
(小松アナ)
ネペタラクトールでいろんなものを試したってことですよね。その結果、蚊だったという。
(大木アナ)
ネコ科の動物のそもそもの姿というのは藪の中に入って、ちょっと潜んでいて獲物を狙うという習性があったので、やっぱり寄生虫とかウイルスを媒介する蚊から身を守ることは非常に重要な役割があったということなんです。すごくないですか?
(小松アナ)
そうなると、猫に聞かなきゃわからないですけど、「好きー!」って言ってマタタビをつけてるのか?やっぱり身を守るためっていう本能なのか?どっちなんだろう。さっきの映像は「好きー!」じゃないですか?
(大木アナ)
もう抗えない本能でマタタビを見ると「ムラムラゴロニャン」ってなっちゃうんだと思います。
(小松アナ)
そういう表現だとわかりやすいですね。
(大木アナ)
で、このネペタラクトールにこの役割があるなら、人間にも使えそうだぞという研究が進んでいます。で、人間はネペタラクトールの匂いを感じないんだそうです。実際に実験してみると、塗布したあと30分間、蚊に刺されませんでした。
(林美沙希アナウンサー)
えー!効果あるんだ!!
(大木アナ)
ですので今後、匂いのない新しい虫除けアイテム、マタタビ成分配合なんてものも発売される時がくるかもしれないんです!
(小松アナ)
マタタビは植物だから天然由来ってことでしょ?
(大木アナ)
そうです。今後への可能性が広がる研究結果、ネコにマタタビ!いかがですか?
(林美沙希アナ)
この知識を誰かに披露したくなる!
(大木アナ)
言いたくてしょうがなくなりますよね!以上トレバズでした。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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